お店とは関係のない話なのですが・・・

雨の中、外壁工事もできないままたたずむ我が家を見て
「雨に濡れているハウスラップ(外壁下地)は大丈夫なのだろうか・・・?」
と調べていて、偶然見つけたホームページがありました。

「欠陥住宅の対処法・ソーラーハウスとシロアリ」
http://www.geocities.jp/volkshausa/index.html

このHPを作った方は、新築1ヶ月で雨漏り、8ヶ月でシロアリ被害、他さまざまな手抜き工事により
夢のマイホームは無残な欠陥住宅となり
長年裁判をやっているのです。

作品作りの手を止め、一日がかりで全部読みました。

家を建てるにあたって、やはり頭によぎるのは「シロアリ」なのではないでしょうか?
家を建てようと決め、いろいろな工務店やHM(ハウスメーカー)に通っていたとき
私は必ず「シロアリ対策はどうなっているのでしょうか?保障は?」と聞いていました。

どの工務店もHMも
「今はベタ基礎なのでシロアリ被害はほとんどないんですよ(笑)」と笑っておられました。

でも、その基礎に欠陥があったら・・・?

図面通りにできているのかと心配しても、素人である施主には図面がよめないのです。
編み物をしたことがない人に編み図が読めないのと同じです。
指定された木材を使っているのかどうかを、どう見極めればいいのでしょう?
決められた間隔でビスが打たれているのかどうか、どう知れるのでしょう?

職人さんの良心を信じるしかない。

一生に一度、大きな借金を背負って建てるのに、そんな恐ろしいことがまかり通っている世界・・・。

工務店の営業さんを信じるしかない、設計してくれた建築士さんを信じるしかない、職人さんを信じるしかない・・・

上のHPを作った方は、毎日2回、職人さんにお茶を出していたのに、信じられない欠陥住宅を作られてしまいました。
施主が毎日見に行っても、手抜き工事の抑止力にはならないと知りました。

施主にできるのは写真をたくさん撮ること。
だから私は毎日通って、まだ基礎に手がつけられていないときから写真を撮り続けています。


お店のオープンを楽しみにしてくれている方、作家さん、そして私も含め
楽しんでもらいたいという思いから
あまりこのブログに弱音は書かないようにしているのですが

自分ではどうしようもない工事の遅れ、それに伴うお店のオープンの遅れ、
すでに決まっていて、長くお待たせしている作家さんへ申し訳ないという思い、
中途半端な季節にオープンせざるを得なくなった悲しさ、

ちゃんと家は建つのだろうかという不安・・・。

考えていると涙が出てきます。

無事建つように、問題のない家であるように、祈るばかりです。

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昨日進んだ外壁工事はここ。
ちょうどお店の上にあたる2階部分とその横っちょ。

遠くから見るとのっぺりして見えるなぁ^^;
微妙な凹凸のある壁です^^